ジニアス記憶術の本当の効果を検証し、内容を評価します。

ストレスは「ナンクルナイサー」で受け流す 

激しい恐怖を体験すると、ひと晩で髪が真っ白になるといいます。これは医学的にはあり得ない話ですが、ストレスを受け続けると、心身に大きなダメージが生まれるのは事実です。

 

エール大学医学部のダグラス・ブレムナー博士が脳内を検査したところ、ベトナム戦争に従軍した兵士たちの多くは、学習や記憶、感情などを処理するのに重要な組織である海馬が健常者のおよそ半分にまで縮んでいることがわかったのです。海馬が縮小すれば、明らかに脳の働きは悪くなります。 この原因とされているのが、戦場で受けた強いストレスです。
ストレスによって脳内にステロイドホルモンが分泌され、それが脳細胞を死滅させてしまうというわけです。

 

日常生活では、兵士たちほど強いストレスは受けないでしょうが、それでも愛する人を突然亡くしたり、会社が倒産するといった強いストレスを受けると脳の働きが悪くなり、高齢の場合には認知症が急速に進むことが知られていますし、うつ病になる人も少なくありません。

 

つまり、いつまでも脳を元気に保ちたいなら、あまり神経質になりすぎず、上手にストレスを受け流したほうがいいことになります。

 

沖縄といえば長寿が有名です。実際、平成一七年の厚生労働省調べによると、沖縄の女性の平均寿命は全国一位です。その沖縄には、昔から、沖縄タイム、というのがあるそうです。

 

たとえば開始時刻が午後七時と決められた宴会があったとしましょう。しかし、人が集まりはじめるのは午後七時を回ってから。全員がそろうのは早くても七時三〇分すぎ、これが沖縄タイムだとか。

 

時間にうるさい人は、この話を聞いただけでアタマがクラクラするでしょうが、「三○分くらい遅れてもどうってことはない。なんとかなるさ(ナンクルナイサー)」とい う大らかさが沖縄の人たちに長寿をもたらしてきたのではないでしょうか。

 

約束の時間に遅れることをすすめるわけではありませんが、脳細胞のダメージを考えれば、あまり細かいことに腹を立てず、サラリと受け流したほうがよさそうです。


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